「情報処理安全確保支援士」なるものができるそうですね(*1)。
ザックリ言うと、更新制の「情報セキュリティスペシャリスト」ですかね。
確かに、日々進化するサイバー攻撃にたいして、
一度取得した資格で延々と「情報セキュリティスペシャリスト」です!みたいのは
違和感ありますしね。
(*1)
詳細はIPAのページにpdfがありますので参考になさってください。
http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shojo/johokeizai/shiken_wg/pdf/001_04_00.pdf
●「情報処理安全確保支援士」になるには
以下の流れらしいです。
「情報セキュリティスペシャリスト」を受験して合格する(*2)。
↓
「情報処理安全確保支援士」に登録する。
めちゃシンプルですね。
ちなみに、「情報セキュリティスペシャリスト」は、下図のように
「情報処理技術者試験」ではなくなるようです。
●「更新制」の仕組み
更新の感覚は3年おきで、一回4時間(休憩時間含む)。
「講義(1時間)」と「演習(2時間)」と「確認テスト(30分)」があるらしいです。
確認テストで不合格だった場合の措置が書かれてないっぽいので、
ただの「確認」なのでしょうかね。
(*2)
例えば私のように、
「すでに情報セキュリティスペシャリストを保有してる人はどうなるんだろう」
というと、案ベースの提示のみで、2016/4/21時点で未決の模様です。
以下の表にまとめてみました。
案 | 条件 | 試験 | 講習受講 |
1 | 過去の情報セキュリティスペシャリスト試験の合格者 | 免除 | 登録して3年後に講習受講 |
2 | 過去の情報セキュリティスペシャリスト試験の合格者(3年以内に合格) | 免除 | 登録して3年後に講習受講 |
過去の情報セキュリティスペシャリスト試験の合格者(3年以上前に合格) | 免除 | 登録後に速やかに講習受講 | |
3 | 過去の情報セキュリティスペシャリスト試験の合格者 | 一部免除 | 登録して3年後に講習受講 |
●結局どうなのか
いずれにしても「情報セキュリティスペシャリスト」に合格することが必須ということで、
資格取得が無駄になることはない模様。
ITSSのレベル4において、春と秋にそれぞれ試験がある唯一の試験ですし、
まだ未取得の方は、次回受験してみてはいかがでしょう。
オススメの参考書は以下。

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